妻、母、ときどきUSCPA

育休中、2018年6月からTACでUSCPAを勉強。半年で全科目合格。勉強方法やワーママキャリアに関して発信していこうと思います~。USCPA、働くママの輪を広げたい!

USCPAの模試で、問題を捨てる練習を!

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今回は、試験直前に受ける予備校のUSCPA模試の有効な活用方法についてです。

せっかく模試を受けるなら、いかに本番さながらの実践演習ができるか、がポイントになってくると思います。そして、その際に大切なのが、題名の「問題を捨てる練習」です。是非是非、最後までお付き合いくださいませ。

 

受けるタイミングは?

TACの場合、Beckerのmock examが各科目3回分あります。私はギリギリまで知識を蓄え、本番直前に実力試しをするタイプなので、本試験1週間前に1回目、3日前に2回目、前日に3回目というリズムで受けました。

しかし、模試を受けると4時間+復習時間がかかるので、働きながら勉強されている方の場合、直前期に立て続けに3回も模試を受けるのは時間的に難しいかもしれません。その場合は「本番前の最終調整に入ろう」と思うタイミングから本試験までを3等分し、等間隔で模試を受けるといいと思います。

 

模試の活用方法

実際に模試→本試験を4回繰り返し、どのようにしたら模試をフル活用できるか、まとめました。

① 知識の総復習

これは当たり前ですね。本試験に臨むにあたり、自分の今の実力が点数に反映されます。ここで、大事なのは、模試の点数ではなく、間違えた問題を徹底的に復習することです。つまり、ただ解説を読むのではなく、その問題を間違えた理由を他の人に説明できるようになるまで理解することが肝心かと。

そして、この時の注意点は、解説と自分の理解していないポイントが一致していない時に、自分の理解不足ポイントまでしっかり辿ることです。例えば、解説より手前の基本的なところを勘違いしていたり、解説部分ではないところでミスをしていたり。模試の復習では、解説そのものより、自分が何故間違えたのかを把握することが大切です。

 

② 自分の時間配分を探る

次に、実際に模試を受けると分かりますが、科目によって、予備校が推奨する時間配分でできるものとできないものが出てきます。そのため、自分の時間配分を把握することが大切です。

やり方としては、最初は予備校が推奨している通りに各Testletにかける時間を設定します。そして、実際に模試をやってみて、BEC・AUDのMCQにはもう少し時間をかけよう、REGのMCQは早めに終わらせてTBSにその時間を回そう、といった具合に微調整しましょう。この微調整をすることで、本番も落ち着いて自分のペースで臨めます。

たかが5分10分ですが、大切な確認作業ですので、予備校情報を鵜呑みにせず、自分専用のタイムスケジュールを立てるといいです。(実際にやってみて、予備校の推奨通りでもOKです)

 

③ 分からない問題を捨てる練習

最後になりましたが、これが模試で1番大切だと思います。かなり意識して練習して頂きたいです。私が模試のこの活用方法に気付いたのは3科目目からでした。そのため、私自身は実践するのが遅かったのですが、是非この記事を読んでくださっている方は最初から意識してみてください。本試験で役に立ちます。

まず、前提から説明します。USCPAは、日本の試験のように「過去問・参考書をやっていれば概ね正解できる試験」ではなく、対策しようのない問題や採点されない問題が出ます。そのため、多くの日本人からすると初めて受けるタイプの試験と言えます。それに加え、全て英語なので時間と読解力の面でハンデがあるのは否めません。

そこで大切なのが、分かる問題に時間を使うことです。そのためには、分からない問題は捨てる必要があります。言葉で読んで納得するのは簡単ですが、本試験では一問でも多く正解したいという心理が働きます

想像してみてください。(選択肢は2つまで絞り込めた…AかBか…Aにしよう。あ、やっぱりBかな。いや…A?B?どっち?A!…ん~やっぱB!)このやり取りを採点されない12問に1分ずつやると、合計で12分です。TBS 1問解ける時間ありますよね。

私だけかもしれませんが、分からない問題に見切りをつけるには勇気がいります。諦めが悪いといいますか…そのため、模試で「これは分からない」と思った問題は10秒以内に選択肢を選んで次の問題に進みましょう模試でスパッと諦められないようでは、本番でウジウジ悩む確率が高いです。

声を大にして言いたいのですが、TBS後半で時間が少なくなればなる程、あの問題にあんなに時間をかけるべきじゃなかった…と悔やまれます。目の前に解けそうで解けない問題や、答えは分かっているけど選択肢の英語の分量が多すぎて選択肢読むだけで時間が取られる問題…どれももう少し時間があれば丁寧に解けるのに!と焦り、更に悪循環…このスパイラルに入らないためにも、模試で分からない問題を切り捨てる練習をしておいてください。本番での問題に対する決断力がつきます

ただ、残念ながら練習していても、本番は悩みます。これはしょうがないです。人間だもの。(違う 笑)しかし、その時間を少しでも短くするには、切り捨てる習慣と勇気を備えておくことが大切です。いかに分かる問題を確実に正解するか、これが合格へのカギです。そのためにも、模試を最大限有効活用してください!

 

次は、いざ本試験!実際にどのようにしたらTBSの部分点を狙いやすいか、について書いてみようと思います。