今回はニッチではあるものの、さりげなくリクエストが多かったテーマです。
「TAC教材に特化した勉強方法」
全般的な勉強方法に関しては以前の記事で紹介していますので、ここではどの教材をどのタイミングで使ったか、に焦点を当てていきます。
全般的な勉強方法は下記からアクセスできます。↓↓
全科目共通〈インプット〉
インプットは全科目共通のため、最初に紹介しますね。
① 講義視聴→問題集の該当ページ→講義→問題集…をテキストの半分まで繰り返す。
② 前半部分の問題集を全問解き直す。
③ 後半部分も①を繰り返す
④ 後半部分の問題集を全問解き直す
⑤ テキスト1冊分の問題集を全問解き直す
※テキストに載っている問題は、講義中に指示がない限り、解きませんでした。
どの科目もテキストが2冊以上ありますので、各テキストでこの作業を行い、テキスト1冊単位で知識を定着させることを意識しました。TAC問題集のいいところは、絶対的に重要なポイントが繰り返し出題されることです。そのため、非常に効率良くインプットできます。
では、各科目の全テキストに上記のインプット作業を終えたと仮定し、アウトプットに移ります。
全科目共通〈アウトプット〉
次に、アウトプットはBecker Onlineをオススメします。パソコンでの長時間の勉強は疲れますが、Becker Onlineには以下のメリットがあります。
- 最新の問題が随時追加される
- 各問題にチェック機能がある
- 各問題から該当テキストを参照できる
- チェックを付けた問題のみ復習できる
ここで大切なのが、Onlineのチェック機能を使いこなすことです。チェック機能とは、各問題にある"Mark Question"という機能 (下記画像の左上)です。「まとめノート」に記録する ①間違い問題 ②あやふや問題 ③大事な問題 に該当する場合は、問題にチェックしましょう。
そして、解説を読んでも理解できない…というときは、"See Lecture"をクリックすると、テキストの該当ページを参照できますし、Becker講師のレクチャーも視聴できます。
実際の演習量は:
① MCQ全問一周
② チェック問題のみ一周→正解したらチェック解除
※このときに、2つ目の"Recommended"ではなく、一番下の"marked questions"を選んでくださいね。
③ TBS全問一周
④ TBS間違いのみ一周
Becker onlineの欠点は、一回でも正解してしまうと、その次に間違えても、問題のステータスが"correct"になってしまうことです。そのため、徹底的に復習するためにも、チェック機能とまとめノートで自分の弱点を把握しましょう。このアウトプットが終了しましたら、各科目で違うことをしていきます。
FAR
まずは、第一難関のFAR様。
以前にも強調しましたが、FARは仕訳と各財務諸表の関係性を理解していることが大切です。そのため、アウトプット①〜④をしましたら、「合格のための仕訳集」を2回転しましょう。後で見返したときに復習しやすいように、間違えたものには印をつけましょうね。
これが終わりましたら、インプットの再整理のために「直前対策講義」を受けるといいと思います。忘れていたことや、間違いがちなポイントを再確認できます。
そして、再びBeckerでのアウトプットをするのですが、この時は仕訳を意識しながら①→③→②→④の順番で行い、③が終わった辺りからbeckerのmock examをやっていくといいと思います。そして、後は間違えた問題がなくなるまで復習に復習を重ねます。もちろん、仕訳集の印をつけた問題や直前対策のTBS問題も復習しましょうね。
BEC
次は、WCが厄介なBECです。
アウトプット①〜④が終わりましたら、すぐに「直前対策講義」を視聴していいと思います。現実的に考えて、本試験の直前は模試やら最後の復習に追われて講義を受けている時間がありません。そのため、このタイミングでインプットで忘れているポイントを補いましょう。そして、WC講座を申し込まれた方はこのタイミングでWCの全体像をつかむために、WC講座の講義も受けましょう。ここでポイントになるのが、講義は視聴しても、直前対策のTBSやWC講座のWC演習はまだしなくて大丈夫です。あくまで、インプットの再確認として、これらの講義を受けるといいと思います。
BECはここからが大変なのですが、Beckerアウトプット2周目と同時にWC対策をしていきます。 やり方としては、アウトプット①で1つのモジュール演習が終わったら、そのモジュールのlectureをクリックし、英語の電子テキストを見ながら各専門用語の違いや特徴をまとめましょう。電子テキストが使いづらい場合は紙媒体でも結構です。また、電子テキストの"Pre-Annotated Ebook"を使うと、Becker講師が強調したいところが一目で分かるようになっていて参考になります。
この作業は本当に面倒ですが、WCは英語での記述です。いくら日本語で説明できても英語で書けないと意味がありません。そのため、書き写しでもいいので、大事そうなところは英語でまとめましょう。私は英語のまとめノートは演習ノートとは別にWCノートと名付けて違うものを準備しました。
このときの注意点は、全てをまとめようとしないことです。WC講座で「よく出ます」と言われるCOSO、SOX法、Cost Accounting等の単元や、StockとBondで資産を集めるとき等、違いや利点・欠点等がハッキリしている単元をまとめるといいと思います。私は知人からアビタスのWC111論点を借り、それに沿って111論点を自分で調べて英語でまとめました。アウトプットをしながらだったので、2週間はかかりました。それでも、やってよかったと思います。もし、アビタス教材を借りられたり、中古で購入できたりする方は、ガイドとして使うのは大いに有益だと思います。
これが終わりましたら、Beckerアウトプットの③(TBS)をしながら、WC講座の例題に取り掛かり、添削を受けましょう。(最大6回)自分のWCの癖や改善点を知るためにも、早めに添削を受けた方がいいです。③終了後、②→④を行いつつ、Beckerのmock examにも挑戦するといいでしょう。そして、後は間違える問題がなくなるまで復習に復習を重ねます。直前対策のTBS問題は、この直前期の実力確認のような位置づけで大丈夫だと思います。
WC対策
BECの知識が定着しましたら、是非下記リンクの教材でWC対策を行ってください。
アイテム:【WC対策お得セット】15のポイント&7つのテンプレート集
オススメの自信作です!これでWCに対する不安がかなり軽減されます。
教材の口コミ・内容の紹介は下記リンクからどうぞ!
↓↓まずは、気になる口コミから↓↓
この教材、本当に買うに値するのか...?
という不安を解消するための口コミその②↓↓
WC対策基礎教材「15のポイント」の紹介
↓↓AICPAの採点基準・WCの自動採点を味方につける勉強方法↓↓
WC対策実践教材「7つのテンプレート」の紹介
www.yoppy27.work
↓↓WC対策で意識すべきこと↓↓
↓↓教材では心配…実際に添削して欲しい!↓↓
まとめ
今回はTACに特化してFARとBECの勉強方法を紹介しました。BECのWCに関して、TACは本当に手薄だと思います。それをカバーするために、私はWCまとめノートを作りましたが、時間も手間もかかる非常に面倒な作業なので、もっと効率のいいやり方をご存知だったり、こんな面倒なことしなくても覚えられたりする方は、是非そちらのやり方を優先してくださいね。
私は決して天才肌タイプではなく、コツコツ努力タイプなので、勉強方法が非常に細かく面倒ですが、だからこそ、皆様にとって何かのヒントになればと思います。次はREGとAUDに関して書きますね。