妻、母、ときどきUSCPA

育休中、2018年6月からTACでUSCPAを勉強。半年で全科目合格。勉強方法やワーママキャリアに関して発信していこうと思います~。USCPA、働くママの輪を広げたい!

【期中監査】Inquiry〈質問〉は難しい【新人USCPA】

繁忙期も終わり、有報チェックも終わると

期中監査が始まります。

 

私もがっつり期中監査していまして、

何だか凹むこともあり、

自信を失くすこともあり、

毎日不安と闘うややストレスフルな毎日です。

文字に起こすと気持ちも変わるかな、

という希望からブログ更新することにしました。

 

Inquiry〈質問〉の難しさ

色々と担当を振られておりますが、

そのうちの1社が幸か不幸か、

上場したての初年度監査なんです。

前期調書もなく、

前任監査人からの引き継ぎもなく、

「純白の調書」からのスタートです。

 

そしてここでの私の担当は「質問」

会計方針、財務諸表の枠組みから

各勘定科目の評価方法や修正仕訳の有無、

売上の内部統制やら評価減の方法等、

何から何まで質問する訳ですが…

 

勉強していた時は、

「Inquiryなんて超簡単やん」

と思っていましたが、

実際にやってみると奥が深すぎて、

息するのに海面まで上がって来れなくなります笑

 

調書では「はい」「いいえ」「該当なし」

のたかが3つの選択肢のはずなのに、

実際にどんな手続きを取っているのか確認すると、

あれ?手続きはしてるけどチェック機能ないの?

ん?それって網羅性に欠けてるやんね…

と、まぁ気になる点が沢山出てくるわけです。

 

特に、初年度監査ということもあり、

あちらも慣れていない、私も新人…笑

まだ内部統制も万全ではないため、

調書を埋めるにあたり、

文書化に困る場面も多々あり…

ハマる沼にはとことんハマっていく感じです。

 

経験のある方からすると、

文書化のコツも分かっていて、

押さえるべきポイントも分かっているので

効率良く進められるのかもしれませんが、

私はまだまだです…

 

質問からの文書化も難しい

質問が終わって、よし文書化!

と意気込んで監査部屋に帰るのですが、

「どこまで何を書けばいいのか?」

という新たな疑問が生まれます…

 

ここまで書くと、レビューで突っ込まれるな…

突っ込まれたら困るな…

でも、触れなかったらそれはそれで

「どうなってんの?」って聞かれそう…

んー…と考え込んで5分経過します。

保育園お迎えまでのカウントダウン状態で仕事しているので、5分とか10分でも惜しい。

でも、書けない…もどかしい。

 

そして、質問していた時は納得していても、

文書化すると更に気になることが出てきて

質問がエンドレスに続きそうになります。

つまり、判断力が足りないんです。

この項目に対してはここまで分かっていればいい、

という判断が自分でできない訳です。

で、インチャージに即相談。

 

インチャージの優しさと判断力が眩しい!

厳しくかつ丁寧に教えてくださいます。

1つ1つ吸収して、少しでもパフォーマンス上げて仕事で恩返しがしたいです。

 

聞く・相談することの大切さ

4月からスポットやら何やらで

複数の監査チームと働いてきて感じるのは、

質問することに抵抗がある方が多いのでは?

ということです。

こんな当たり前のことを確認していいのか?

という思いからなのか、

自分のプライドが許さないのか?

一人で考えていらっしゃる方が多い印象です。

 

私の場合、時間も限られていることもあり、

考えて調べて10分経っても分からんかったら聞く!

と決めています。

何でもかんでも聞くと、それは迷惑なので、

・悩んでいるポイントを説明

・状況の説明

・自分の考え方や意見

・なので、ここで悩んでます

という流れで聞くようにしています。

 

ただ、どれだけこちらで調べたとしても、

インチャージの方は更にそれを奥深くまで

調べてらっしゃるので、

自分の認識の浅さにいつも情けなくなります。

 

四半期の簡便法とかも、

USCPAで勉強しないこともあり(言い訳)

簡便法のことばかり考えてしまい、

「原則としてどうあるべきか?」

という考えが根本的にありませんでした。

その時点で思考プロセスが浅い。

で、凹む。ずーん。

 

でも、そこは「新人やし仕方ない」

と割り切るしかないですね。

次からその視点も加えて仕事する!

聞いて覚えて聞いて覚えて、

「育てがいのある奴やな」

と思ってもらえたら嬉しいな…

 

本当に、分からないこと多すぎて

心は折れそうになりますが、

進捗を把握してもらう意味も込めて、

考えても分からんことは聞く!という

前のめりの姿勢は貫こうと思います。

私の長所でもあるし…

「質問多いけど吸収力もあるから許せた」

って前の会社の先輩にも言われたし…

うん。このキャラでいこう…

 

めげない気持ちを持つ!

正直、毎日優鬱です(おい)

判断力がない状態で判断を強いられる?

環境というのはなかなか酷です。

 

そして、時間の制約がキツイです。

売上の所有権移転の確認1つでも、

契約書の確認、カットオフ手続の確認、

そこに質問、文書化、質問…と。

分かりづらい契約書になると、

中国語と英語の2ヶ国語表記だったり、

所有権移転の記載がなかったり...

 

しかも、売上ストリームが何種類もあって、

行基準、履行義務、最低保証料等、

ありとあらゆるものが絡んでくると

何で同じ売上ストリームで

こっちは契約時で売上計上してるのに

こっちは出荷ベースなんじゃー!

と脳内発狂です。

こんにゃろー!エラーか?不正か?何これ?みたいなね。

で、質問するとそれなりの理由があるというオチ。

結構疲れるんですよ…笑

 

つまり、何が言いたいかと言うと、

毎日分からないことだらけということです。

事業会社だとOJTで各仕事を丁寧に教えてくれたり、

マニュアルがあったりしますが、

監査職は「貴方これ担当ね。

最低限の資料はここにあるから。

分からんかったら聞いてね。任した!」

みたいな感じです。

うん、分かりません♡

なんて言えません笑

 

でも、ここでめげない。

何のために毎日毎日勉強してきたのか…

その原点を忘れたらあかんな…と。

「明日から3週間毎日往査…嫌だ…泣」

と旦那に言ったところ、

「えっ笑それ本業じゃないの?」

ってめっちゃ正論で返されました~。

そうです、本業です。本業なんです!

でも辛いんです!笑

でも頑張るしかないんです!

(自分を奮い立たせてます…)

 

という訳で、書き出しても

あまり気持ちは変わりませんでしたが、

明日からも凹みつつ、

成長の絶好の機会と思って

前向きに頑張ります。