今日は、昨日の「TAC生特化、FAR・BEC対策」の続編、AUD対策をみていこうと思います。REGは明日書きます。AUDが思いの外ヘビーだったので…笑
全科目共通のインプットとアウトプット1周目は前回の記事で紹介してありますので、ここでは割愛します。また、AUDの全般的な勉強方法も別記事で紹介済みなので、そちらのリンクも貼っておきますね。
参照リンク↓↓
【TAC特化】FAR・BEC(WC)勉強方法【Becker】
AUD
個人的に、最も対策がしにくい科目がAUDです。
そのため、試験でIC関連の本番ぶっつけ問題に遭遇しても、慌てずに基本知識をベースに少しでも根拠のある選択肢を選べるように、暗記できるものは全て暗記しましょう。
では、インプットもアウトプットも完了したと仮定しまして、AUDの場合はBEC同様、すぐに「直前対策講義」を視聴しましょう。恐らく、アウトプット1周目のとき、MCQ等で選択肢2つまで絞れるけど、そこからは「何となくこっち!」で選ぶことが多かったのではないでしょうか。私は完全にそうでした。そのため、曖昧な点を明確にするために、直前対策講義で論点を整理するのをオススメします。このとき、TBS問題は無理に解かなくて大丈夫です。
ここでポイントなのが、この直前対策講義を視聴するのと同時進行で、付属の「Audit Report集」を一通り覚えましょう。直対講義が合計で7時間あります。1.5倍速で視聴するとして約5時間です。5時間の講義を休日等に一気に見る方は、同時進行ではなく、講義視聴後で結構ですが、何日間に分けて見るよ、という方は、その間の通勤電車や合間の時間でこのAudit Report集をこまめに開き、塗りつぶし部分を暗記しましょう。これだけで、MCQの正答率がぐーんと上がります。そして、レポート毎の違いが分かるようになり、それに伴い、各Attestationの違いも分かるようになります。このReport集を覚えるだけで2周目のMCQアウトプットで選択肢で迷うことも減るので、「あれ!AUDおもろいやん!分かるやん!」という束の間の快感に浸れます。笑
この調子で、直対講義→Report集暗記→Beckerアウトプット2周目①(MCQ)→Beckerアウトプットの③(TBS)とこなしましょう。このときに、少しでも悩んだ or 不正解だった問題は必ずチェックをつけるようにしてください。最後の復習時に必須です。
おさらいの意味も込めて、前回記事で紹介したBeckerアウトプットの手順を載せておきますね。
① MCQ全問一周
② チェック問題のみ一周→正解したらチェック解除
③ TBS全問一周
④ TBS間違いのみ一周
他の科目では、2周目の③が終わる頃にMock Examを受けましょう、と言っていましたが、AUDはそんなに甘くはありません…まだまだ修行が必要です。そのため、2周目のアウトプットは①→③→②→④で一通り終えてください。しつこいですが、チェック機能・まとめノートで弱点をしっかり把握してくださいね。
そして、ここからがAUDの醍醐味です。まとめノートを開き、TACテキストを開き、まとめノートを見ながら、自分はどこが覚え切れていないのか、理解しきれていないのか、を確認します。意識して頂きたいのが、テキストを軸にするのではなく、自分のまとめノートを軸にすることです。そして、まとめノートの問題演習パートとは別に、弱点まとめパートを作り、苦手単元のおおまかな流れをテキストから書き写すと同時に、ミスの原因となる細かいポイント等をまとめノートから転写します。
イメージとしては、テキストの要点をまとめ、そこに自分の弱点を挿入、強調する感じです。同じノートの前半と後半を行ったり来たりするのが面倒ですが、同じノートにまとめることをオススメします。Audit Report集も開き、そこに補足として書き足すのも覚えやすいですよ!他にも、手っ取り早くテキストに書き込むという方法もありますが、私はそれをしてもあまり知識が定着しなかったので、時間はかかりましたが、上記の流れで最後の総仕上げをしました。
これが終わりましたら、BeckerのMCQのチェック付き問題を再度解き直してみてください。アウトプット2周目の段階で、まとめノートの巻末に復習すべき問題を書き出しているはずなので、ここで解き直すのは、何かしらのマークがついている問題のみでOKです。(下の写真で、〇か★がついている問題のみ)
このMCQリストで弱点克服具合を確認し、正答率が上がっていたらMock Examをうけましょう。AUDは本当に、監査手続きやらレポートやら、高い暗記力と理解力が問われます。そのため、この時点でも曖昧な場合は、弱点克服のまとめノートに追加で書き込み、完成度を上げると同時に、知識の定着率を上げるのがいいと思います。正答率が上がっていないのに、背伸びをしてMock Examを受けても「やっぱり分からなかったね」という確認に終わるだけです。せっかくのMock Examとそれにかけた4時間が勿体ないので、Mock Examは最後の実力確認にとっておきましょう。(これはどの科目でも言えますが、AUDの場合は特に該当すると思います。)ただし、本番が目前!等という場合はMock Examを1回でも受けてもいいと思います。
いよいよ本試験の日程が近くなってきましたら、直対のTBSやAICPAのサンプル問題に取り組みましょう。そして、ギリギリの直前期で大丈夫なので、AuditorのIndependence関係の暗記をBeckerの洋書で徹底的に叩き込みましょう。こればかりは、TACだけでは対策できません。必ず、洋書で覚えて本番にのぞんでくさいね。(私はIndependence問題でTBSまるまる1つ撃沈しました)
まとめ
想像以上に長くなりましたが、改めてAUDの奥深さを実感しました。本当に、テキストでは2行くらいでしか説明されていない箇所が、実は細かな確認事項が隠されていたりする科目です。インプット段階では易しそうな科目に見えて、アウトプットで鬼のような科目に思えてきます。
監査手続き、手順、レポートやAttetation、法律の違い、ガバナンス、倫理観念等、覚えることがたくさんあります。本番も意味不明な問題が多いです。しかし、基本さえしっかり理解していれば合格します。そのため、テキストの基本に徹し、本番はそれを土台にして知識問題は100%正解し、実践的な問題は応用力を利かせるようにしましょう。
国語の試験でいう「漢字や慣用句」、英語でいう「単語と文法」というイメージでしっかり覚えましょう!お困りの場合はTwitter、Instagram、あるいはサイトマップにある連絡先にコンタクトくださいね。返事に時間がかかる場合もありますが、必ず返事します!
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