いよいよこのシリーズも最終科目のREGです。
REGは、主にTax Returnをしっかり書けますか?を確認する科目です。そのため、アメリカ税法の細かい点まで、あれやこれやと聞かれます。こんなとこまで?という点もTBSで聞かれますので暗記が全ての科目です。
ここで「心の叫び」を聞いてほしいのですが、REGのためだけでもTACにする価値があるくらい、TACのREG講師・テキスト全てが非常に素晴らしいです。
AUDの本試験を受けて気付いたこと
1. 暗記さえしていれば1番心強い科目
2. ベーシスの理解は必須
3. Form入力の演習は本番で大活躍
4. Business lawは全体の1割は本当
REG対策の勉強方法
1. ベーシスは徹底的に理解する
TACのテキストでは「ベーシスの出題パターンは17つのみ」と書いてあります。
大きく分けて①Realized Gainのとき②Realized Lossのとき③Realized GainでLiability Relieved/Assumedのときの3つです。これらをそれぞれ、No Boots、Boots Received/Given、Both Bootsに更に細かく分類していきます。
問題演習する際のポイントは、2つあります。1つ目は、毎回同じ図式を使うことです。FARと同様、身体で覚えましょう。2つ目は、各問題でもとめられている答えだけでなく、①Realized Gain②Recognized Gain③Basis of New Propertyの3つを求めるようにしましょう。そうすることで、1問で3問分の問題演習に繋がり、知識も定着しやすいです。
2. Form入力問題を怠らない
REGで大切になってくるのが、それぞれのForm入力です。実際の問題はForm入力の形式ではなくても、MCQもTBSも問われていることはForm入力の一部分です。そのため「時間かかる、資料多い、面倒」ではありますが、Form入力は身体にしみつくまで繰り返しましょう。
今回はForm1040を例に考えましょう。Gross Income、Above the line deduction、Below the line deduction、Tax Creditsの4つの大きな区分がありますね。これら全ての項目を覚えるのは難しいと思います。そこで、これも身体で覚えましょう。
方法は、
①Gross Income ‐ InclusionとExclusionを見開きノートに書く
②Above/Below the line deductionを見開きノートに書く
このとき、それぞれ対になるように左右に分けて書きましょう。
※TAC生はテキストの直対で対応可。他校生もテキストで同じものがあればそれで対応可。
③問題を復習する際に、曖昧な点・間違えた点を書きこむ
これを繰り返すことで、徐々に「これは左だったからAbove the line!」等と覚えてきます。また、間違い等を書きこむので「また同じところ間違えた~」等という弱点も見えてきます。
REGは計算も応用もありません。覚えているか覚えていないかです。そのため、反復練習あるのみです。しつこくしつこく、繰り返しましょう。相乗効果として、その周辺の情報も視覚から覚えるようになります。
私はこれを繰り返し続けた結果、本試験のMCQ・TBSで見たことのない項目等が出てきても「これはFormで見たことない。ということは、Exclusion」という感じで自然と排除できます。身体に徹底的にしみ込ませましょう。
3. ストーリーで暗記
今までの説明、分かっていても暗記が苦手で…という方!いらっしゃいますよね。
そういう場合はストーリーを作ったり、無理矢理こじつけたり、日本の制度と比較したり、ちょっと工夫してみましょう。特にFiling Status、控除額の限度、個人と法人の違い等。
例えば、寄付金控除は個人はAGI 50%上限 (場合によって30%)、法人は10%上限ですね。そこで想像してみましょう。法人も50%上限だったら、どうなるでしょう…?大企業だと、寄付金だけですごい節税になり、不平等ちゃう?と感情が湧いてきませんか?笑 もし湧いてきたらその調子です!
IRAの種類も、TraditionalはIDECO、RothはNISA、Nondeductibleは富裕層用(富裕層からは税金とってください♡という気持ちを込めて)、Educationalは学資保険、といったイメージで覚えましょう。
税法の世界に自分を入れてみると、生活に密着していることに気付き、覚えやすくなってきますよ~。
4. Business Lawはギリギリに仕上げる
BLはREGの10%程の出題割合なので、あまり時間をかけすぎないようしましょう。
70%程の知識定着をベースにし、忘れない程度に問題演習し、本番前日から直前にかけてぎゅーーーっと詰め込むのがいいと思います。言い方悪いですが、細かいところの暗記は一夜漬け!くらいの気持ちでもいいと思います。ただ、徹底的に一夜漬けしてくださいね。笑
【最短ルート】TACの直前対策を買う!
冒頭でも言及しましたが、TACのREG講座は逸品です。REGのTAXでは間違いノートすら作らず、ひたすらTACのまとめノートに書き込んでいました。ただ、このノートはTAC生のみなんです。
しかし、REGの直対講座だけでも役に立ちます。TBSやForm入力の種類が非常に多く、ただの「まとめ講座」ではなく、本番での「実践力養成講座」とも言えるくらい、素晴らしいです。REGのみ、BeckerのTBS問題より直対の問題集を重視して繰り返しました。
また、BLも「絶対覚えるべきポイント」が綺麗にまとまっています。私は本試験が午後からだったので、午前中にBL部分を全て読みなおし、知識の最終補足に大活躍でした。
REGでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非購入してみてくださいね!
最後になりましたが、私の実際のREGまとめノートを載せておきます。イメージしやすいかな、と。こんな感じで、色を変えたり、グルグルに囲んだり、MCQで出てきた選択肢を書きこんだり、めちゃめちゃ愛用させてもらいました。
他の科目の勉強方法は下記リンクから是非!
↓↓手続き・最短合格スケジュール↓↓